石川県の酒米『石川門』を使った日本酒
日本酒で有名な酒米といえば山田錦や五百万石、雄町などあります。そもそも、酒米って何?と思う方もいるのではないでしょうか。
酒米とは、 正式には酒造好適米もしくは醸造用玄米と呼ばれ、 通常の食用米や一般米とはまた別なんですね。酒米は、一般的に粒が大きいのが特徴で、中心部の「心白」という白い部分が大きく、たんぱく質含有量が低く、粘り気が良いのが特徴です。また、大粒が好まれる理由として、精米の時に表面を大きく削る必要がある為、粒の小さな米だとすぐに砕けてしまうからです。
ちなみに、食用米で有名なのはやっぱりコシヒカリですね。それ以外にもたくさんあるとは思いますが、酒米にもたくさんの種類があり、その中に『石川門』があるんです。
石川門の特徴・系譜
- 石川県での栽培に適している
- 早生品種/短棹で倒伏しにくい
- 吟醸酒向きの品質を有している
- 粒が大きい(五百万石よりも大粒)/心白が大きく、心白発現率が高い
※ https://www.ishikawa-sake.jp/ishikawamon/index.html より参照
石川門が出始めたのは約10年前で、私がまだ成人する前のことです。しかし、石川門を使った日本酒をよく見かけるようになったのは、ここ数年くらい前からではないでしょうか。というのも、石川門を使った酒造りはなかなか難しいようで、甘くなりすぎたり雑味が主張したりとバランスの良いお酒が出来なかったみたいです。実際、私も飲んだ時は雑味が主張していて決して美味しいとは感じなかったです。
石川門を使った日本酒『SOGEN-01』
SOGEN-01は、石川門を使った日本酒で、私が初めて美味い!と感じた日本酒です。このお酒が出たのもここ最近で、SOGENと英表記であるところが、海外の方にもわかってもらえるような工夫がされてますね。
ただ、見た目だけではなく本当にお酒がいいんです!!
石川門ならではの甘みが丁度よく、雑味も抑えられてとてもバランスの良いお酒でした。ストレスなく飲めるし、どんな料理と合わせても邪魔をせず、隠れもせずといった感じです。このお酒が出てから、「石川門でいい酒ができるんだ!」と感じるようになりました。。
庄田酒販で取り扱う、石川門を使った日本酒
- 萬歳楽 純米石川門
- 大江山 純米蔵出し
- SOGEN-01 純米石川門
意外と少なかったですね(;^^)
ただ、この3種類だけでも飲み比べて楽しんだり、ほかの酒米を使ったものと飲み比べたりすることができるのではないでしょうか。日本酒は、2,3種類と飲み比べることで違いを感じたりもしますし、とても奥が深くて楽しいですよ(^^♪
2020年で創業50年を迎え、3代ともに健在な金沢の酒屋。
「石川の日本酒でたくさんの人を笑顔にしたい」という夢を叶えるために、
大学卒業後、石川県内の酒蔵(酒蔵加越)で3年間勤め、家業に就きました。
売り手や飲み手の目線はもちろん、造り手の熱い想いも一緒に届ける酒屋です。
日本酒と料理のペアリングや季節のオススメなど、多角的な面から日本酒のご提案をさせていただきます。
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