生酒も、熟成させたら美味しくなりますよ
6/15に、金沢の尾張町で造られたワインが新発売されたらしいです。

その名も金沢ワイナリー KAGAマスカットベーリーA2018
わたくし、日本酒の知識や経験以外まったく自信がないのでこのワインが素晴らしいものなのか全くわからず…
親父(社長)の一言で庄田酒販でも扱うことになりました。片隅にですが、置いてあります。日本酒を売りにしてるからね、仕方ないですね。
ちなみに、このワインは寝かせたら美味しくなるのかな???
ところで、熟成香と老香の違いは??
日本酒は、熟成させると旨みが増し、まろやかな口当たりに変わっていきます。
熟成は生酒でも火入れをした酒でも、全ての日本酒で熟成は進んでいきます。
また、熟成は低い温度でゆっくりと貯蔵することで熟成香や上品な老香(ひねか)を感じられるようになります。
老香は「劣化臭」や「心地悪い」などのマイナスのイメージとして多用されていますが、私は老香を楽しむ基準として捉えています。
そもそも、低い温度でゆっくり熟成させても温度の高いところで放置していても、どちらにせよ老香は感じられます。
ただ、低い温度でゆっくり熟成させたときと、そうでない時を比べた時に、感じ方が全く変わってきます。
私が感じたときは、「老香はするけど、心地よくていいアクセントになる!」って感動したくらいでした。
「このお酒は老香があったほうが美味しいな」とか「もっと寝かせたらどこまで老香がするんだろう」という風に。
老香は、ブルーチーズや鮒ずし、納豆みたいに『臭いからこそ美味しい』といった感じです。
ちなみに、熟成香はカラメルみたいな甘い香りがします。上品な老香とはまた別のものが感じられますよ(^^)/
半年~1年間熟成した加賀ノ月 月光無濾過生原酒

加賀ノ月 月光無濾過生原酒は毎年12月に発売してます。
実はこのお酒、私が蔵人で日本酒を造っていた蔵元さんのお酒なんです。
このお酒めっちゃ好きで、冬場はずっとこればっかり飲んでました。コスパも最高なのでなおさらですね(^^♪
それはさておき、新酒で生酒といえば、フレッシュな味わいを楽しむ方や、今しか飲めないからのむ!って方が大勢いらっしゃる思います。
新酒ならではのあのフレッシュな感じ、たまらないですよね(^^)
しかし、そんなお酒も熟成させたらどうなるでしょうか。
さきほど申し上げた、熟成のアクセントが加わることによって味わいが変わります。
加賀ノ月 月光無濾過生原酒は、フレッシュさの中に無濾過ならではの旨味や甘味、雑味などが感じられるのですが、
半年~1年熟成させると適度な熟成香と旨味、甘味が感じられるようになります。
日本酒の会をしたときに、わざわざこの熟成させたお酒がほしいとおっしゃる方が多数いらっしゃいました。
その方々は全員女性でしたので、女性の方にはよりオススメです(^^♪
庄田酒販では加賀ノ月フルラインナップですので、加賀ノ月 月光無濾過生原酒もおいてあります。
残りわずかですが、気になる方はぜひ一度ご連絡ください(^^)/

2020年で創業50年を迎え、3代ともに健在な金沢の酒屋。
「石川の日本酒でたくさんの人を笑顔にしたい」という夢を叶えるために、
大学卒業後、石川県内の酒蔵(酒蔵加越)で3年間勤め、家業に就きました。
売り手や飲み手の目線はもちろん、造り手の熱い想いも一緒に届ける酒屋です。
日本酒と料理のペアリングや季節のオススメなど、多角的な面から日本酒のご提案をさせていただきます。
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