プレゼントには純米大吟醸がハマります
お客様がお酒を選ぶ際に、「同じ名前なのに何が違うの?」ってよく聞かれます。
日本酒には銘柄(名前)のほかに、大吟醸や純米吟醸、純米、普通酒など、特定名称のついたお酒があります。
同じ銘柄の中に、大吟醸や純米吟醸など何種類もあるってことですね。
すると、お客様は「大吟醸や純米吟醸は何が違うの?」って更に聞き返してくるんですね。
答えは2つ。「アルコール添加をしているか否か」「精米歩合が何%か」で変わってきます。

日本酒のラベルには精米歩合と使用原料が必ず書いてあります。
特定名称が「純米」とあるお酒は、醸造アルコールが入っていません。つまり、造ったお酒そのものというイメージです。
また、精米歩合の数字が小さいほど雑味がなくキレイなお酒になります。
このことから、純米大吟醸でいえば雑味が少なくキレイなお米だけで造った日本酒って伝えることができますね。
詳しいことはまた次の機会に長々とまとめたいと思いますので、今回はこのへんで(笑)
さて今回は、プレゼントにも最適な味◎見た目◎な純米大吟醸をご紹介します。
SOGEN QUEEN 純米大吟醸

まずはこれ。今年4月から新発売の宗玄 SAMURAIシリーズの純米大吟醸です。
お酒は、宗玄らしい華やかで甘やかな香りが感じられます。
かつスッキリしているのでどのような方でも受け入れられられるようなお酒です(^^♪
通称QUEENと呼ばれていますが、日本酒なのに英語!?ってギャップを受け入れられない私の親なんかは名前だけで敬遠してます(笑)
ただ、プレゼントとなれば、お酒の味はもちろんですが見た目も大事にしますよね。
このお酒は、化粧箱のツヤ感もよく見栄えが良いのですが、なんといっても・・・

化粧箱の開ける部分に、こっそりと「ARIGATO」と書いてあるんです!
感謝の気持ちをこめて贈るお酒としてピッタリですね(^^♪
萬歳楽 白山 純米大吟醸

石川県の代表的な山に、白山があります。この白山のおかげで台風が避けていくってこともよくあります。
それはともかく、この白山 純米大吟醸はきれいな口当たりからやがて感じる酸味の調和がすばらしいです。
ほかの日本酒の化粧箱より二回りほど大きく、お使い物にぜひ!って主張が出ていますが、まさしく「お使い物にぜひ!」と言えるようなお酒です。
常温~ちょっと冷やしてのむくらいがベストなので、この時期にちょうど合うかもしれません。
加賀ノ月 月光 純米大吟醸

2本とも同じ加賀ノ月 月光 純米大吟醸です。
右は生原酒でろ過をしておらず、さらに袋搾りという自然の力だけで搾ったお酒です。
日本酒の搾り方やろ過をするかしないかといった違いだけで、同じお酒なのに味わいが全く変わってきます。
左の普通のほうは、スッキリとした中におだやかな香りが伝わってきます。ぬる燗にしても美味しいです。
それに対して左の無濾過生原酒は、甘味や旨味が押し寄せてきます。
ろ過を一切してないのでまさに搾った日本酒そのものを楽しめますよ(^^♪
同じ酒を、ちょっとした違いを飲み比べる。これが日本酒の楽しみの醍醐味ともいえるんじゃないでしょうか。
天狗舞 山廃純米大吟醸

こちらは、純米大吟醸の中でも山廃仕込みといった特殊な方法で仕込んだお酒です。
「山廃」を見たらとりあえず酸味がより一層感じられるお酒ってイメージでOKです。
そんなこと言ったら何もわかっていないと突っ込まれるかもしれませんが(笑)味のイメージはそれだけでOKです。
天狗舞の山廃純米大吟醸は、酸味はもちろんなのですがのどごしがスッキリとしていて、とても飲みやすいです。
口当たりとのどごしのギャップに、違和感がまったく感じられません。
口当たりが強いんだけど物足りない…って感じるお酒もある中、この天狗舞 山廃純米大吟醸はしっかりと応えてくれますよ(^^♪
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2020年で創業50年を迎え、3代ともに健在な金沢の酒屋。
「石川の日本酒でたくさんの人を笑顔にしたい」という夢を叶えるために、
大学卒業後、石川県内の酒蔵(酒蔵加越)で3年間勤め、家業に就きました。
売り手や飲み手の目線はもちろん、造り手の熱い想いも一緒に届ける酒屋です。
日本酒と料理のペアリングや季節のオススメなど、多角的な面から日本酒のご提案をさせていただきます。