当店では氷式ビールサーバーを貸し出しております。
これは、サーバーの中にあるアルミでできたコールドプレートという板を氷で冷やし、冷たくなった板の中をビールが通過することによって、注ぎ口から冷たいビールが出てくるという単純なしくみのものです。
単純である分、ちょっとしたことで泡だらけのビールになってしまいます。
取付方法をまとめましたので、ご不明な方はご参考ください。
ガスボンベと圧力調整器の接続
- 緑のホースが下向きになるようにして固定します。手で締めた後、工具を使って増し締めをしてください
- 使用するときは、タンク上部の緑色のバルブを全開してください。
使用後取り外すときは、バルブを全閉し、ビール樽とサーバー金具(ヘッド)を取り外し、サーバー注ぎ口ハンドルを倒し、ホース内の圧力を下げてから、工具を使ってナットを緩めて下さい。
ホース内の圧力が高い状態でタンクから取り外そうとするのは結構力がいるので大変です。 - 当店で用意している炭酸ガスタンクは5kgです。満タンでないタンクでも十分な量のビールを注ぐことができます。
もし、緑のホースの付け根から「シューシュー」とガスの漏れる音が聞こえたら、無駄にガスが漏れてますので、ご注意ください。 - もし「シューシュー」と聞こえたら、ホースがずれているのでグっと押し込んでください。または、まっすぐにのばして下さい。
樽とサーバー金具との接続
- ビール樽の口金にラベルが貼ってあります。サーバー金具を取り付ける時、まずこのラベルをはがしてください。
樽の口金、サーバー金具(ヘッド)はビールメーカーで異なります。
キリンビールはおにぎり型の口金の上に、サーバー金具をカパッとかぶせるようにのせます。
アサヒ、サッポロは丸い口金の中にポンとサーバー金具(ヘッド)を置きます。あとの手順は同じです。 - レバーを斜め上の状態にして、ヘッドを口金に置き、時計回りにサーバー金具を回します。止まったらレバーを下げます。これでビールが樽からサーバーへ向かいます。外すときはレバーを斜め上まで上げ、反時計回りにヘッドを回せば取り外せます。
夏の暑いとき、サーバー内の氷だけでは十分に冷えないことがあります。
そのような時は補助的に樽を冷やしていただくことをお勧めします。
冷やす場所は、樽上でなく樽底を冷やしてください。
バケツ、桶などに水を張りその中に樽をつけていただければ、効果があります。
サーバー内の氷でどんなに頑張って冷やしても、もとの樽が暑いと飲み頃のビールにするには限界があります。
砂浜や岩場に直に樽をおくとビールが温められてしまうことがあるので,置き場所にもご注意ください。
また、ビールが泡だらけになってしまう原因に、樽をゆすってしまったことも考えられます。
諸事情により運搬時に樽をゆすってしまったなと思われるときは、少し時間をおいてからサーバーにつないでください。
サーバー内へ氷を入れる
氷を入れるのは、ビールを飲まれる5分前くらいで十分です。もちろん早めに入れておいてもかまいません。
サーバー自体断熱材が入ってますので、ビールを注いでいないのに、氷が勢いよく溶けていくということはありません。
氷を入れる目的は、内部底面にあるコールドプレートというアルミ板を冷やすためです。
氷はできる限り、そのコールドプレートに接するように入れてください。
クラッシュアイス、キューブアイス、ロックアイスをご利用いただくのをお勧めします。
袋に入っている状態ではなく必ず袋から出して、氷が直接コールドプレートに接するようにしてください。
溶けた氷はサーバー正面の右下の排水口から出てきますのでご注意ください。
バーを倒してビールを注ぐ
黒いハンドルを軽く握っていただき、手前に倒すとビールが出てきます。
手前に倒したときは、自動で戻りません。
注ぐのを止める時は、ご自身でハンドルをもとに戻して下さい。
後から泡をのせたい場合は、ハンドルをグッと押していただくと、泡が注がれます。
このときは手を離すと自動で止まります。
使い終わったら
ご使用後は、「ガスボンベと圧力調整器の接続 」と「樽とサーバー金具との接続」をご覧いただき、ヘッドの取り外し、ガスボンベの全閉をお願いします。
特に、ガスボンベを開けたままにしておくと機器の故障の原因となります。
お客様のご負担にならないためにも、ご使用後は必ずガスボンベを全閉するようお願いします。
ビールを注いでるのに泡しか出ない場合は
- 氷でコールドプレートを十分に冷やせているか
- 樽の底が温かくないか(夏の場合)
- 圧力調整は適切か?
ビールを注いでるのに泡しか出ない理由は、主に以上の3点が挙げられます。
特に、コールドプレートに氷がないケースが多くみられます。
次に樽の底が暖かいことが理由として挙げられます。
これは特に夏場で砂場や岩場でご使用される方に見られます。
樽底が温かい場合は、上げ底をするか樽底が冷えないように水に浸しておくことをオススメします。
それでもビールを注いでいるのに泡しか出ない場合は、圧力調整器の数字が何らかの影響で変わっている場合があります。
当店では、夏場は2.5~3.0、冬場は2.0で圧力を設定してお渡ししております。
もし、ダイヤルが何らかの影響で動いてしまった場合は、お客様自身で調整してください。
そのほかご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
近日、動画によるビールサーバーの使用方法をアップいたします。